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アメリカ知財とAI知財に関する記事

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USPTOが新しい気候変動緩和パイロットプログラム(Climate Change Mitigation Pilot Program)を立ち上げ、温室効果ガスの排出を削減する技術革新に関する特許出願の審査を迅速化し、気候変動に影響を与えることを目指しています。条件もそれほど厳しくないところを見ると、アメリカ政府によるグリーンテックへの投資と発明を促すインセンティブという印象を受けます。
米国特許商標庁(USPTO)は、外国代理人、特に中国からの不正な商標出願が急増していることを問題視しています。その中には不正出願を何百件も行う商標トロールもおり、正規な出願の審査にも影響を与えています。今回は、そのような商標トロールに弁護士登録を使用させたとしてロサンゼルスの弁護士2名が懲戒処分されたニュースを伝えます。
企業において特許ポートフォリオを立ち上げ、維持することは、企業の規模にかかわらず、大変な仕事です。このような大掛かりなプロジェクトと立ち上げるにはどこから手をつければいいのでしょうか?また、資金を投じて取得する知的財産資産が企業の目的に一致していることをどのように確認すればよいのでしょうか?それらの疑問に答える5つのポイントをまとめました。
インターネットサービスプロバイダ(ISP)は、必ず匿名の著作権侵害者の身元を明らかにするよう強制されなければいけないのでしょうか?アメリカにおいてそれは必ずしも「イエス」ではなく、カリフォルニア州北部地区は、デジタルミレニアム著作権法(DMCA)召喚状(subpoenas)、憲法修正第1条の懸念、およびフェアユースに触れた意見で、この特定の例では、匿名の投稿者の情報を明らかにしようとするTwitterの召喚状を破棄する申し立てを認めました。
2022年7月5日に発行されたIBMの特許です。今回は審判があり、とても長い解説になっています。審判は高額で時間もかかる手続きなので敬遠している企業も多いと思います。しかし、今回のように、1)拒絶があってもクレーム補正を行わず、2)リファレンス文献の解釈が出願人と審査官の間で大きく異るような場合は、最終拒絶後の審判は正しい判断だったのかもしれません。
特許訴訟で訴えられたときに、共通する特許で訴えられた企業同士が共同弁護契約を結ぶことがあります。訴訟における機密文書の取り扱いには厳しい保護命令が行われますが、共同弁護契約に基づき被告人同士が情報を共有できるようになります。しかし、今回、一方の被告人が保護命令を超える形で機密文書を使用したため、もう一方の被告人の弁護士が保護命令違反で疑われました。
オープンソースソフトウェア(Open Source Software: OSS)は、ほとんどのソフトに使われえているほど普及していて、ソフト開発には欠かせないツールです。しかし、適切に使用されない場合、会社に経済的・経営的に大きな打撃を受ける可能性があります。そこで、OSSプログラムを立ち上げるときの企業内弁護士のための5つのアドバイスを紹介します。
トヨタやホンダがワイヤレス技術で特許出願を強化しているのは、AvanciのようなSEPの特許プールへの対抗策なのかもしれません。しかし、アメリカの裁判所ではSEP所有者有利の判決が続いており、自動車関連企業にはSEP/FRANDにおける知財のライセンスが大きな課題になっているようです。
2021年12月18日に施行された商標近代化法(Trademark Modernization Act: TMA)ですが、施行されてから6ヶ月となった今、USPTOからベストプラクティスに関するガイダンスがいくつか発表されていますのでその概要を説明します。
OLCでも取り上げてきたAmerican Axleのケースですが、最高裁が審議を拒否したため、最高裁が機械系の発明に関する特許適格性に関して言及することはありませんでした。最高裁が特許適格性に関して最後に言及したのは2014年のAlice事件であることを考慮すると、今後最高裁が特許適格性に関する明確な方針を示す確率は低そうです。
米国特許商標庁(USPTO)は、上院議員からの2021年3月の要請に応じて、特許適格性(patent eligibility)に関する法学的研究を発表しました。このレポートは企業を中心としたステークホルダーのコメントがベースになっており、当事者によって特許適格性の現状に関する見解に大きな差があることがわかりました。
PTABにおける特許無効手続きと関連する訴訟が並行して行われている場合、PTABが特許無効手続きを開始するか否かはFintive要素によりPTABの裁量権で考慮されています。今回、特許庁からその裁量権に関するガイドラインが示されたことで、この裁量権の範囲が明確になり、PTABができること・できないことが明確になりました。