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アメリカ知財とAI知財に関する記事

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通常、特許訴訟は権利行使された特許がすべて無効になると訴訟自体が破棄されるのです。しかし、今回のケースでは、不当行為(inequitable conduct)に関する請求は訴訟が事実上終了した後でも、継続する可能性があることが示されました。
2022年12月8日、米国連邦巡回控訴裁判所(CAFC)は、過去の当事者間審査(IPR)手続において、特許審判部(PTAB)が特定の特許クレームを特許不実施(unpatentable)と認定したことにより、別のIPR手続きにおいて、関連特許の類似クレームが担保禁反言(collateral estoppel)に基づき特許不実施となると判断しました。
アメリカにおける特許訴訟の大半はパテントアサーション事業体によるものですが、事業体がシェルカンパニーのようなほぼ実態がない組織であることも多いです。そのため、誰が実際の黒幕なのか、訴訟の資金提供を含むお金の流れも不透明な場合が多々あります。しかし、今回のCAFCの判決やいくつかの地方裁判所の傾向を見ると、より多くの開示を許容するような流れになってきていることがわかります。
米国連邦巡回控訴裁判所(CAFC)は、特許期間調整(patent term adjustment, PTA)に関する米国特許商標庁(PTO)の決定を支持し、出願人が許可通知後(notice of allowance)に補正書を提出し、補正書を取り下げるか提出を棄権すればより早く審査を完了できた場合、特許期間から日数を差し引くことが適切であると判断しました。
米国連邦巡回控訴裁判所(CAFC)は、特許期間調整(patent term adjustment, PTA)に関する米国特許商標庁(PTO)の決定を支持し、出願人が許可通知後(notice of allowance)に補正書を提出し、補正書を取り下げるか提出を棄権すればより早く審査を完了できた場合、特許期間から日数を差し引くことが適切であると判断しました。
特許権者は、IPR手続き中にクレーム範囲を否認(disclaim)することによってクレームを狭めようとすることはできません。そのため、IPRにおいてクレームを修正する場合、専用の特別なプロセスに沿う必要があります。
裁量棄却(discretionary denials)が稀になり、それに応じて審査を開始する(institution)割合が上昇したため、特許審判部(PTAB)は再び申立人有利になりつつあります。2022年度(2022年8月まで)のPTABのインスティチューション率は、2016年度以来最も高く、66%です。さらに最近のデータを見ると、2022年7月から現在までのPTABのインスティチューション決定率は、さらに高く73%となっています。
アメリカにおける良い明細書は適宜明細書内やクレームで使われる用語が明細書内で明確に定義されていることだという意見もありますが、他のものと同様に、過剰な記述は有害な結果を招くことがあります。今回のIPRはそのケースで、uniQure biopharmaは米国特許第 9,982,248 号(' 248)に関する IPR2021-00926 (IPR) で、自ら定義した用語によって特許性が失われるという事態に陥りました。
特許訴訟の際にIPRを用いてPTABで特許を無効にしようとすることがありますが、訴訟から1年以内にIPRの手続きを行わないと35 U.S.C. § 315(b)により時効となります。今回は訴訟になっている特許のIPRがNPR対策組織であるUnifiedから行われましたが、権利行使された当事者であるAppleやSamsungもUnifiedの会員だったため、PRIにAppleやSamsungも含まれるかが問題になりました。
商標は、ブランドを保護するための有効なツールです。eコマースが商品の売買手段として重要性を増すにつれ、事業主は自社のブランドを第三者の競争相手から保護することが不可欠となっています。大手eコマースマーケットプレイスであるAmazonは、Amazonのプラットフォームで商品を販売しようとする企業や個人を対象に、さまざまな商標保護ツールを導入しているので、その紹介をします。
CAFCがIPR中に訴願人がEstoppelに関わる主張を「合理的に提起できた」ため、IPRで生き残ったクレームに関する同じ先行技術文献を用いた有効性の判断を改めて裁判所で行うことはできないとしました。今回はPartial institutionが許されていたSAS判決の前のケースですが、特許訴訟にはIPRが関係することが多いので、IPRで審査されなかったクレームに関しては注意するべきでしょう。
ツイッターが最近、月額8ドルの「Blue Tick」認証料を導入して物議を醸したことを受け(日本未導入)、ブランドや著名人のなりすましが急増しました。不正行為のリスクが高まる中、ブランドや商標の専門家は、Twitterの監視を強化して不正なアカウントを発見し報告するよう求められており、特にフィッシング目的でなりすまされることが多い企業では、その傾向が顕著になっています。