特許審査履歴解説: RCEまで平行線をたどるもののすべてのクレームをキャンセルし新規提案をすることで権利化できた案件 (Samsung)

Samsung

2023年1月17日に発行されたSamsungの特許の出願履歴から考察しました。今回は補正し続けたクレームをキャンセルし、RCEまで主張していた特徴をすべて白紙に戻し、それまでは注目していなかった部分をクレームに用いたことで特許を得た案件です。

欧州で始まる「統一特許」

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欧州では、2023年6月1日に統一特許( unitary patent )と統一特許裁判所(unified patent court )へ移行する予定です。これは、欧州で特許権を維持・行使するための新たな方法を追加する重要な変更であり、欧州で特許ポートフォリオを保有する企業は理解しておくことが重要です。

特許請求の範囲 -大きいことは常に良いことなのか?製薬業界の動向

製薬業界ではより広いクレーム範囲を得るために genus クレームが多様されてきました。しかし、製薬は「予測不可能な技術」でもあり、多くの化合物をカバーするgenusクレームの「実施可能要件」が問題になり、genusクレームが無効になるというケースが増えてきました。そのため、範囲の大きいクレームを得るということが必ずしも最善の手段ではないケースであることがあります。

1年を振り返って:2022年の主要なSEP/FRANDの議論

2022年のIPカンファレンス、ウェビナー、シンポジウムでは、SEPとFRANDに関する話題が大半を占めました。多くのパネルディスカッションでは2021年と同様の問題が取り上げられましたが、2022年の会話はほとんどがSEPの対象となる標準が実装された業界(例:スマートフォン、5Gライセンス、自動車、エネルギー、家電、IoT)に関連するものでした。このトピックが進化を続ける中、これらの進行中の議論から得られる重要なポイントを検証してみたいと思います。

AI自動生成ツールは「侵害」するのか?3つの訴訟に注目

この数ヶ月、人工知能の便利ツールに関するニュースがマスメディアでも取り上げられるようになりました。 ChatGPT、Midjourney、Stable Diffusion、Dall-E、Copilotなどのツールにより、ユーザーは自然言語の指示のみに基づいてテキスト、画像、コンピュータコード、その他のコンテンツを生成することができます。 思考する機械は、人間の創意工夫の独自性という長年の前提に疑問を投げかけ、AIが我々をユートピアに近づけているのか、それとも人間の陳腐化なのか、あるいはその中間なのかを考えさせるものになっています。 それと同時に今までは考慮されれなかった法的な問題も出てきています。