現状から見て、新型コロナウイルスの影響は当面は続くと思われます。以前紹介したようにリモートワークに関する情報は結構出てきましたが、実際に自力でリモートワークを導入するための人的リソースがいないところもあると思います。そこで、リモートワークアドバイザーのようなコンサルティング業務を始めてみるのはいかがでしょうか?
リソースは豊富だけれども、どう適用していっていいかわからない
新型コロナウイルスの影響で需要が急増してからリモートワークやテレワークに関する情報はとても増えました。Googleの検索でも多くヒットするし、Noteでを検索しても多くの記事がヒットして参考になる情報が増えました。
また、新型コロナウイルスの対策を含めた特許事務所の働き方改革ウェビナーなども開かれています。特に特許事務所で働いている人には、このようなピンポイントの情報はうれしいのですが、経営者・従業員含めて、「体質が古かったり」、「遅れていたり」、「考え方が古い」などの障壁から、リモートワークにうまくシフトできていないところも多いと思います。
そこで問題になるのが、どうリモートワークに関する情報を取り込んで自分の状況に適用させることができるかという能力です。事務所や企業の仕事のやり方は多様で、規模、人材、リソース、すべてにおいて同じところは2つとありません。その中で、自社のリモートワークの枠組みを考え、ポリシーを作り、必要なツールを揃え、環境を整え、社員に教育し、業務を滞りなく行えるレベルに達するまで自力でできるところとそうでないところがあるのは当たり前と言えば当たり前だと思います。
コンサルタントがリモートワークへの移行を手助け
そこでリモートワークアドバイザーの登場です。自力でリモートワークの仕組みを導入できないところとうまくマッチングできれば、需要は十分見込めます。さらに、コンサルによって、事務所全体がコロナ前の仕事のやり方よりも、リモートの方が優位だと気づけば、ポストコロナの時代でもリモートで仕事をするところが増えるので、長期的なビジネスの展開も可能です。
このようなリモートワーク関連をサポートするビジネスは今後まだまだ伸びると思われるので、知財だけでなく、さまざまな分野で応用できると思うのでこのようなコンサルティングサービスを検討してみるのもどうでしょうか?
集客とサポートシステム
リモートワークアドバイザーとして活躍するには、自分の事務所でのリモートワークの事例などあればいいのですが、そのようなものがなくても十分できると思います。
まず、集客ですがSNSなどを使ったリモートワークに関する情報配信をしてフォロワーを集め、ウェビナーで啓蒙活動をし、フォロアーやウェビナー参加者から集客していく形だったら、コネなし経験なしでもターゲット顧客を取得できます。
また、何も自分がリモートワークのエキスパートである必要もないと思います。リモートワークにはテクノロジーはもちろん、マネージメントやポリシー、コミュニケーションなど必要なスキルが多岐におよぶので、そのすべてを自分が兼ね備えている必要もないと思ってます。例えば、セキュリティに関しては説明できる知識を持っておいて、実際の適用は、Securityに強いSystem Engineerなどの協力を求めたりできるので、クライアントの問題点を明確にして、サポートしてくれる他の専門家にわかるように伝える「窓口」的な役割でも十分コンサルティングとして成り立つと思います。
さらに、弁理士業務改革の会~新型コロナウィルス対策のための情報共有~のようなコミュニティに入り、積極的に関わることで、このようなコミュニティーをサポートシステムとして活用していくのもアリだと思います。
つまり、リモートワークに興味があって、自分なりの集客システムとサポートシステムを確立できれば、十分コンサルタントとしてサービスを提供することが可能なはずです。