ローカルな知財トレンドを世界に向けて配信

自分たちが当たり前と思っていることでも、その外にいる人にとっては付加価値の情報だったりすことがよくあります。

「トレンド」はファッションからテクノロジーまで関係者だったら常に知っておきたい情報です。でも知財業界のトレンド情報となるとオンラインでまとまった形になっているのは今日紹介したDennemeyer によるIP Trend Monitor Studyのようなアンケート調査の結果をまとめたようなものばかり。このようなレポートから大きなくくりで今後の知財業界のトレンドを知れるのはいいと思います。

でも、これだとトレンドを知るのに時間がかかるし、質問によっては実情とはかけ離れた全く的外れな結果になってしまったり、どれだけ「本音」が含まれているレポートなのかも疑問が残ります。また、このようなアンケート調査をベースにしたレポートだと具体的なことが示されていないので、どうレポートを活用していったらいいのかわからなくなることもあります。

そこで、アンケート調査なんかしないで、自分の身近なところで問題になっている課題だったり、うまくいっている取り組みだったりをローカルなトレンドとして配信していったらどうだろうかと考えました。

公開されていない情報だったらある程度一般化した内容にとどめたり、ニュースになっている話題や統計データと関連させて話すような手間もかかる場合もあると思いますが、実際にローカルレベルで話題になっている事柄を知りたがっている人はたくさんいます。

例えば、わたしみたいに日本の知財業界向けにアメリカの知財情報を発信している人にとっては日本の企業や特許事務所が直面している課題に関する情報は貴重です。そのような情報を知れれば、読者により関連した情報をピックしたり、記事の内容も工夫できます。正直お金を払ってでもOLCを活用してくれている読者の考えていることは知りたいというのが本音です。

同じように、海外の多くの知財関係者も日本で起きているローカルレベルの話題を知りたいはずです。アメリカの知財事務所にとって、日本はとても魅力的な市場です。しかし、日本に関心があるアメリカの弁護士さんでも、なかなか日本の実情について生の情報を定期的に得られている人はあまりいないと思います。そのような人向けに英語で情報発信すると思いがけないビジネスチャンスが訪れるかもしれません。

どうでしょうか?

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野口 剛史

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