2019年Legal Trends Reportのレビュー

アメリカの司法業界全体のトレンドを示したレポートを読んだので、そのハイライトをレポートします。このレポートの面白いところが、ビジネス面に注目しているところで、事務所の成長やクライアントが求めているものなどをデータをベースに分析しています。
Post-TC Heartlandの特許訴訟トレンドが明らかに

2017年の最高裁によるTC Heartland判決以降、特許訴訟が争われる裁判地(Venue)が大きく変わりました。また、統計データから特許訴訟のスタイルにも大きな傾向の変化の兆しが見られます。
メインのライセンスが解約されてもサブライセンスが生き残る可能性あり

メインのライセンスが解約された場合、サブライセンスも解約されるかという問題を解決するには、契約書の解釈をおこなう必要がある。
過去の販売の非開示が隠蔽とみなされ特許が無効に
Total Rebuild, Inc. v. PHC Fluid Power, LLC, において、地裁は不正行為(inequitable conduct)のため特許を無効にしました。発明者が出願時に特許庁に過去の販売に関する情報を提供していなかったことと、訴訟における不適切な対応から意図的に情報を隠蔽したと結論づけられました。
特許適格性ガイドラインのアップデート

2019年10月17日に、アメリカ特許庁は22ページにもおよぶ35 USC §101に基づく特許適格性(subject matter eligibility もしくは patent eligibility)に関するガイドラインのアップデートを発行しました。