Kilpatrick Townsendの弁護士Audra DialがPracticing Law Instituteのセミナー“Trade Secrets 2018: What Every Lawyer Should Know”でシェアーした企業機密について知っておきたいことトップ5を紹介します。
- 企業機密が悪用されるケースが増えてきている。
- 企業機密を守る最大の課題は従業員の不注意。不注意を未然に防ぐ対策をとることで、企業機密漏洩はかなり改善される。
- 企業機密の漏洩があった際、最初の30日が最も重要。社内調査を迅速におこない問題の規模を把握し、従業員の中に漏洩を手助けするような人がいないかを特定する。
- 漏洩を未然に防ぐためには事前に対策を取っておかないといけない。資産の中で何が最も大切かを特定しておき、従業員に機密情報の取り扱いやワーニングサインを早期発見させるような教育も重要。
- 警戒を怠らないことが大切。常に漏洩のきっかけを検知するように努め、監査をおこなうことで弱い部分を特定して補正していくことが大切。
企業機密の漏洩対策は、防衛から発生した際の対処まで幅広い内容に及びます。企業機密に関する情報は過去の記事もあるので参考に為てみて下さい。企業機密対策とサイバーセキュリティ対策は似たような性質を持っているので、どちらかの対策を計画する際、もう一方の対策も合わせておこなうと相乗効果が得られると思います。
まとめ作成者:野口剛史
元記事著者:Audra A. Dial. Kilpatrick Townsend & Stockton LLP(元記事を見る)