IPR 手続きにおいて口頭弁論で新しい証拠は提示できない

経緯:

PTAB は、Dell の申し出によって Acceleron の特許に対して IPR の手続きをはじめまし た。手続きが進み、口頭弁論で、Dell が先行例の開示に関してそれまでに開示していな い全く新しい主張を展開。Acceleron は、Dell のそのような主張は、時期を得ていない (not timely)と反論しましたが、PTAB は Acceleron の反論を却下。さらに、PTAB は Dell のその新しい主張に同意し、Acceleron のクレームに新規性がないと判断し、クレ ームの1つを無効にしました。

1回目の上訴で、CAFC は、PTAB は全ての利害関係のある当事者に事実と主張を提出・ 考慮する機会を与え、また、全ての正しい事実を明らかにするために、当事者の反論と その証拠を提出するチャンスを与えなければいけないとし、案件を PTAB に差し戻しし ました。差し戻しで、PTAB は Dell の新しい主張を考慮せず、前回無効になったクレー ムは有効と判断され、その判断を不服とした Dell が上訴しました。

CAFCPTAB における判決を支持。差し戻しにおいて、PTAB に Dell の新しい主張と Acceleron の反論を考慮するように命令したのではなく、Dell の新しい主張は、そもそ も時期を得ていなかった(not timely)ので、主張自体が認められないとしました。

まとめ作成者:野口剛史

元記事著者:Baraa Kahf and Ari Feinstein. Knobbe Martens

https://www.knobbe.com/news/2018/03/dell-inc-v-acceleron-llc

OLCの米国知財ニュースレター

最新まとめ記事を
毎週メールボックスにお届け

登録すると、週1回、最新まとめ記事の概要とお知らせを受け取ることができます。

コメントする

追加記事

abandoned-low-declining
再審査
野口 剛史

期限切れが迫る中、CBMの申し立てが減少中

Covered Business Method (“CBM”)特許のレビューは、AIAによる特許法の改正があった2012年から、550件以上の行われています。しかし、その数は去年ごろから減少し始め、2018年6月の特許庁による統計データでは、2018年度では、30件ほどしかCBMに対する申し立てがありませんでした。また、ここ数ヶ月では、数件しかCBMの申し立てがありませんでした。CBMは移行期間限定の手続きで、議会が延長しないかぎり、2020年9月で受付を終了します。

Read More »