特許庁におけるデザイン特許の訴訟統計(2018年4月16日まで)

統計データによると、IPRもPRGも共に、2016年に急上昇しピークを迎え、それから2016年以前よりも増えたものの、数が減少しています。

 

調査開始確立

 

特許庁によるデザイン特許の調査開始確率(institution rate)は41%です。通常の特許を含めた手続き全体で見ると、調査開始確率は68%なので、デザイン特許になると調査が開始されないことの方が多いようです。

 

デザイン特許の審査が申し込まれる技術分野を見ると、靴などのfootwearが最多で15件、続いて家庭用品で11件でした。

 

元記事には、各種グラフやチャートが記載されているので、参考にしてみてください。

 

まとめ作成者:野口剛史

 

元記事著者:Mark W. Rygiel and Patrick T. Murray. Sterne Kessler Goldstein & Fox PLLC

http://e.sternekessler.com/cv/307c5d9fb118087980626f495a04701d6d86fd05/p=3900591

ニュースレター、公式Lineアカウント、会員制コミュニティ

最新のアメリカ知財情報が詰まったニュースレターはこちら。

最新の判例からアメリカ知財のトレンドまで現役アメリカ特許弁護士が現地からお届け(無料)

公式Lineアカウントでも知財の情報配信を行っています。

Open Legal Community(OLC)公式アカウントはこちらから

日米を中心とした知財プロフェッショナルのためのオンラインコミュニティーを運営しています。アメリカの知財最新情報やトレンドはもちろん、現地で日々実務に携わる弁護士やパテントエージェントの生の声が聞け、気軽にコミュニケーションが取れる会員制コミュニティです。

会員制知財コミュニティの詳細はこちらから。

お問い合わせはメール(koji.noguchi@openlegalcommunity.com)でもうかがいます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

OLCとは?

OLCは、「アメリカ知財をもっと身近なものにしよう」という思いで作られた日本人のためのアメリカ知財情報提供サイトです。より詳しく>>

追加記事

特許出願
野口 剛史

ファストトラックプログラムを使用したPTAB審判の迅速化

プログラムが開始されたときに説明しましたが、アメリカで審判(ex parte appeal)を検討しているのであれば、Fast-Track Appeals Pilot Programを活用してみるのはどうでしょうか?最近リリースされたUSPTOの統計によると審判の期間が劇的に短くなっているので、今年7月までですが活用する価値がありそうです。

Read More »
YouTube
その他
野口 剛史

YouTubeが著作権侵害対策の課題

Googleが提供する動画プラットフォーム「YouTube」の著作権侵害に対する不満は、ここ数年、高まっています。特に、YouTubeの著作権侵害のプロセスで十分な検証が行われなかったり、著作権侵害の申し立てを行う際に権利者としての証明が必要ないことなどが問題視されていて、コミュニティから早期の改善が求められています。

Read More »