今年3件目となる中国による知財搾取の疑い

DRAM関連の機密情報搾取の疑いHuaweiによる企業機密搾取の疑いに続き、中国によるCoca-Colaの機密情報搾取の疑いがかけられています。

2019年2月14日、アメリカ司法省はCoca-Colaの元研究員などをソーダ缶などに使われるBPA-freeコーティングに関する企業機密搾取の疑いで起訴しました。その他の疑いも含めて総額$120 millionにも及ぶ疑いがかけられています。

Coca-Colaの元研究員はCoca-ColaのBPA-freeコーティングの情報を知る数少ない人材でありながら、中国の共犯者と共にBPA-freeコーティングに関する企業機密情報を搾取し、中国の会社の利益になるように働いた疑惑が持たれています。申し立てによると、この元研究員には搾取の見返りに、侵害者の所有権の一部が与えられたり、賞が与えられたりしたとのことでした。

まとめ

今年に入って中国による知財搾取の疑いで起訴された案件は、この案件で3件に及びます。まだ2月末なので、この数は驚異的です。トランプ政権は今後も中国に対して厳しい姿勢を取っていくことが考えられるので、今後もこのような事件は多くなっていくと思われます。

まとめ作成者:野口剛史

元記事著者: Steven Grimes, Shannon T. Murphy and Katlyn E. DeBoer. Winston & Strawn LLP(元記事を見る



ニュースレター、公式Lineアカウント、会員制コミュニティ

最新のアメリカ知財情報が詰まったニュースレターはこちら。

最新の判例からアメリカ知財のトレンドまで現役アメリカ特許弁護士が現地からお届け(無料)

公式Lineアカウントでも知財の情報配信を行っています。

Open Legal Community(OLC)公式アカウントはこちらから

日米を中心とした知財プロフェッショナルのためのオンラインコミュニティーを運営しています。アメリカの知財最新情報やトレンドはもちろん、現地で日々実務に携わる弁護士やパテントエージェントの生の声が聞け、気軽にコミュニケーションが取れる会員制コミュニティです。

会員制知財コミュニティの詳細はこちらから。

お問い合わせはメール(koji.noguchi@openlegalcommunity.com)でもうかがいます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

OLCとは?

OLCは、「アメリカ知財をもっと身近なものにしよう」という思いで作られた日本人のためのアメリカ知財情報提供サイトです。より詳しく>>

追加記事

商標
野口 剛史

米国特許庁がCOVID-19関連商標出願の審判を改善

すでに2020年6月に開始した「COVID-19優先商標審査プログラム」(COVID-19 Prioritized Trademark Examination Program)に加えて、商標審判部(TTAB)が審判判断の審査・発行を迅速に行う「COVID-19関連審判の優先審査プログラム」(Pilot Prioritized Review Program for Appeals Related to COVID-19)を試験的に開始します。

Read More »
訴訟
野口 剛史

特許侵害を回避するためのFTOのポイント6つ

FTO(Freedom-to-Operate)またはクリアランスの調査は、製品や技術の商業的な立ち上げを計画する前に行う最も重要な作業の一つです。企業は、製品/技術のライフサイクルの中で、創業時、研究開発段階、そして最終的には商業的な立ち上げの前など、様々な段階でこのような調査を行います。そこで、今回は、FTOを行う際のポイント6つを紹介します。

Read More »