最高裁への特許法関連の Certiorari Petitions の一覧がわかるサイト

WilmerHale 法律事務所のサイトには、特許法に関わる最高裁への Certiorari Petitions の 一覧が掲載してあります。最高裁は上訴されても、その案件を最高裁で再審理するか否 かを自ら判断するので、Certiorari Petitions が全て許可されるわけではありません。その ため、WilmerHale 法律事務所では、Certiorari Petitions を保留中(pending)、許可 (granted)、却下(denied)の3つに分かれています。

各カテゴリーでは、案件名、Certiorari Petition で挙げられた問題のリスト、Certiorari Petition が提出された日にちが書かれており、CAFC における口頭弁論の記録や判決への リンクが置かれています。

最高裁へ Certiorari Petitions が出される多くの場合、法律が曖昧だったり、法律の適用 や法律時代に矛盾・対立がある場合が多いです。あと最近では、Oil States 事件のよう に、特許法関連ではめずらしいアメリカ憲法に関わる問題定義もあります。最高裁に挙 げられる問題は、アメリカ特許業界の抱えている法律的な問題を見える化しているとも 考えることができるので、一度どのような問題が今、アメリカの知財業界で話題になっ ているのかを知るツールとしても使えるのではないかと思います。

このような最新の話題を知っていると、今度アメリカの特許弁護士と会う時にネタにな ったり、自分をスマートに見せれるかもしれませんね。

まとめ作成者:野口剛史

元記事著者:Joseph J. Mueller, Thomas G. Saunders and Leslie Pearlson. Wilmer Cutler Pickering Hale and Dorr LLP https://www.wilmerhale.com/intellectual_property/patents/#!6

ニュースレター、公式Lineアカウント、会員制コミュニティ

最新のアメリカ知財情報が詰まったニュースレターはこちら。

最新の判例からアメリカ知財のトレンドまで現役アメリカ特許弁護士が現地からお届け(無料)

公式Lineアカウントでも知財の情報配信を行っています。

Open Legal Community(OLC)公式アカウントはこちらから

日米を中心とした知財プロフェッショナルのためのオンラインコミュニティーを運営しています。アメリカの知財最新情報やトレンドはもちろん、現地で日々実務に携わる弁護士やパテントエージェントの生の声が聞け、気軽にコミュニケーションが取れる会員制コミュニティです。

会員制知財コミュニティの詳細はこちらから。

お問い合わせはメール(koji.noguchi@openlegalcommunity.com)でもうかがいます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

OLCとは?

OLCは、「アメリカ知財をもっと身近なものにしよう」という思いで作られた日本人のためのアメリカ知財情報提供サイトです。より詳しく>>

追加記事

再審査
野口 剛史

CAFCがArthrex判決の再審と再審en bancを否定

2020年3月23日、CAFCは、PTAB ALJの任命が違憲であると判断したArthrexの上訴において、再審と再審en bancを否定しました。Arthrexは憲法の問題ということもあり、当事者だけでなく様々な団体からAmicus briefが提出されるほど注目されていました。しかし今回の判決で、最高裁で審議されない限りこの案件はこのまま終わりそうです。

Read More »
企業機密
野口 剛史

2020年営業秘密調査報告書から見えてきたもの

金融コンサルティング会社のStout Risius Ross, LLC(以下「スタウト」)は、2020年4月、2020年版 “営業秘密訴訟の動向レポート “を発表しました。この報告書では、営業秘密の保護と防御を目指す企業に関連するいくつかの重要な知見が強調されています。今回はその中からいくつか注目したい点を紹介します。

Read More »
訴訟
野口 剛史

ロイヤルティが類似ライセンスに基づく場合の利益の配分は不要

特許訴訟において特許の有効性と侵害が認められた場合、損害賠償額が大きな論点になります。今回は、訴訟になった案件に酷似した類似ライセンスが存在していたことにより、類似ライセンスのロイヤリティが賠償金額の計算に全面的に採用され、利益の配分の考えによる賠償金額の減額が行えなくなったという判例を紹介します。

Read More »