2月PTABは54件のIPRとCBMのFinal Written Decisions(最終判決)を下しました。この54件には、CAFCからの差し戻しも含みます。争われたクレームの内420クレーム(63.44%)を取り消し、209クレーム(31.57%)の取り消しを却下。特許権者は補正やdisclaimerを行うことで、33のクレーム(4.98%)を保持。いままでの争われたクレームの累計取り消し確立は、約75%です。
案件別に見てみると、IRPやCBMが始まらなかった(no instituted)または、代替クレームが生き残ったケースは、28件(51.85%)、すべての争われたクレームが生き残ったケースは、14件(25.93%) で、その他の結果が12件(22.22%)でした。その他の結果は、少なくとも1つのクレームが生き残り、少なくとも1つのクレームがキャンセルされたものを指します。
元記事のグラフを見ると、技術分野では、バイオ系が群を抜いてクレームを無効にするのが難しい(51%)という結果になっています。他は、14%から25%の間に収まっています。
コメント:
2月の統計データや分野別のグラフ等は元記事に表示されているので、それを参照してください。また、Finnegan のブログAIA Blog(https://www.finnegan.com/en/insights/blogs/america-invents-act/index.html?bc=22092 )に行き、PTAB Statsというカテゴリーを選択すると過去の統計データも見れるようになっています。
まとめ作成者:野口剛史
元記事著者:Daniel F. Klodowski, David C. Seastrunk and Michael R. Galgano- Finnegan, Henderson, Farabow, Garrett & Dunner LLP
https://www.finnegan.com/en/insights/blogs/america-invents-act/ipr-and-cbm-statistics-for-final-written-decisions-issued-in-february-2018.html