アメリカ特許庁(USPTO)の審判部(Patent Trial and Appeal Board: PTAB)におけるInter partes review (略してIPR)とCBM(Covered business method)の最終判決に関する統計によると、2017年12月、PTABは61件の最終判決を発行し、73.83%の審査されたクレームは無効になった。
関連記事:2017年12月版:特許庁によるIPR、PRG、CBM統計データ
Inter partes review (略してIPR) – アメリカ特許庁(USPTO)の審判部(Patent Trial and Appeal Board: PTAB)において第三者が申し立てできる特許無効手続の1つ
Covered business method(略してCBM)− IPRと似た手続きだかCovered business methodという特殊なクレームに関わる特許に関して第三者が申し立てできる特許無効手続の1つ
また、IPR・CBMが行われなかった、または、代替のクレームが生き残ったケースが43件あり、すべてのクレームが生き残ったのはわずかに8件だった。
コメント:特許庁の統計データは以前紹介しましたが、今回は、特許法律事務所であるFinneganによるものです。Finneganはこのような統計データの収集や分析にも力を入れていて、一部を事務所のブログで紹介しています。
まとめ作成者:野口剛史
元記事著者:Michael R. Galgano, Daniel F. Klodowski, David C. Seastrunk, Aaron L. Parker and Elliot C. Cook. Finnegan, Henderson, Farabow, Garrett & Dunner LLP