今回の新型コロナウイルスの影響で会社や事務所に行けず、自宅で作業をしなければいけないという人も少なくないと思います。そこでクラウドベースのリモートワークに関する知恵やテクニックをみんなが紹介できるサイトやクループを作ってみたらどうでしょう?
すでに様々なサイトや動画チャンネルがある
リモートワークに関する情報はネットで簡単に手にいれることができます。例えば、下のようなサイトでは、リモートワークとはという基本的な内容から、メリット・デメリット、導入する際のツールなども丁寧に書かれています。

また、リモートワークに関する動画もたくさんYouTubeにあります。

知財に特化したコミュニティーでの情報共有
情報はたくさんありますが、知財という特殊な業界での導入例となるとなかなか見つかりません。ツイッターなどでリモートワークなどの設備が充実していることをアピールしている事務所もありますが、実際にどのような形で導入しているか詳しいところまでは開示していません。
普段の情報管理などはノウハウと考えていて、あまり他社や他事務所と共有したくない人もいるかと思いますが、今回のような公衆衛生の問題が急に起きて、早急な対応が求められている中、リモートワークに関するノウハウに限って、共有してもいいというようなところはあるはずです。
すべてでなくても仕様しているツールだったり、リモートワークを円滑に行うための秘訣、事務所の規模に応じた適切なツールの選び方や考え方、社内だったら知財部と他の部署との連携など、共有できる範囲でお互いに助け合い、新型コロナウイルスに負けないで共に知財業界を支えていこうという流れがあってもおかしくないと思います。
この新型コロナウイルスの影響がどのくらいのものになるかはわかりませんが、この混乱による不景気で中小企業の倒産が心配されています。知財事務所の運営も少なからず影響が出てくると思います。また、企業に所属している知財部の関係者にも会社への売り上げや生産体制への影響などで既存の業務にも影響があることが予想されます。
このような業界全体に悪影響がおよぼされることが懸念される中、少なくともリモートワークなどの知恵を業界全体で共有することは理にかなっています。
共有オプションはいっぱいある
最後にどう共有していったらいいかを話して終わりにします。やり方はたくさんあるのですが、少人数で閉鎖的なコミュニティー(ネットの検索などにヒットしない)で行うなら、LineやMessengerのようなチャットアプリを使って共有してもいいし、もう少し多い人数になれば(招待された人のみ参加できる)Facebook groupやSlackなどを活用するのもいいと思います。また、開放的なコミュニティーの場合は、Redditで専用チャンネルを作ったり、簡単なWordPressサイトを作ったりということもできると思います。
SNSが発達した今日、コミュニティー内で情報を共有するオプションはたくさんあります。手段はすでにあるので、あとは行動のみ。知財業界の関係者が一丸となってまだ先の見えない新型コロナウイルスの脅威と戦っていけたら幸いです。