勉強会のススメ

コロナ禍の“リモート社会”で自宅でも職場でもない、自分にとって心地の良い時間を過ごせる第三の居場所「サードプレイス」として主体性を持って参加できる勉強会をやってみませんか?

第三の居場所「サードプレイス」とは?

一番長くいる自宅(ファーストプレイス)、その次に長くいる職場(セカンドプレイス)、それ以外で自分にとって心地の良い第三の居場所は「サードプレイス」と呼ばれています。このコンセプト自体はコロナの前にもあり、人によってはお気に入りのカフェ、行きつけの居酒屋、スポーツジム、定期的なグループの集まりだったりします。

しかし、コロナ禍による今の“在宅時代”において、今まであったサードプレイスには行けなくなったり、今までの活気がなくなってしまったということも珍しくありません。

サードプレイスは人の気持ちを豊かにしてくれる場所として重要だということは年々言われていたのですが、今では自宅に1日中籠もる人も珍しくなく、サードプレイスが提供していた「心の豊かさ」をなくしている人も多いのではないでしょうか?

バーチャル化する第三の居場所

そんな中、サードプレイスもバーチャル化しつつあります。このニュースでは『フォートナイト』や『あつまれどうぶつの森』などのゲームがバーチャルな第三の居場所として使われているところに注目しています。

今後もこの第三の居場所のバーチャル化は進むと思うのですが、知財関係者は勤勉な方が多いので勉強会に参加したり、新しく勉強会を始めてみるのはどうでしょうか?

仲間と話せる場所、新しい仲間と出会える場所

僕だけかもしれませんが、Zoom飲み会とか目的がないイベントは正直なかなか参加しづらいです。でも、仲間と話せる場所や新しい仲間と出会える場所が嫌いというわけではなく、自分の中で何か参加するもっともな理由がほしいのかもしれません。

例えば、新しい判例だったり法改正を学ぶという建前でウェビナーに参加して、その後の雑談タイムで話すとかはあまり抵抗を感じません。同じように感じる人がどれだけいるかわかりませんが、仕事のために必要な勉強と仲間と話せる空間が両立する場所があれば、それは立派な第三の居場所なので、出会いや雑談を求めるのではなく、他の人と勉強するという視点で自分なりのコロナ禍の第三の居場所を探してみるのもいいですね。

仲間と共に知財の英語力を身につける

最近は知財業界でもオンラインで定期的に集まっているグループや勉強会が増えてきましたね。まだ自分に合ったバーチャルな第三の居場所がない人は、知り合いのツテで知財系のオンライングループや勉強会を見つけたり、気がしれた仲間たちと新しく始めてもらってもいいのですが、もし知財に特化した英語力を身につけたいのであれば、TLCの英語部がおすすめです。

私達は定期的にアメリカの現地代理人を講師として招いて、英会話レッスンを開催しています。他の日本人知財関係者と共にネイティブと専門的な話ができるので、TLCでも大人気のコンテンツの1つです。

現在、会員ではない一般を対象にした体験レッスンも行なっているので、知財英会話に興味がある人はぜひ参加してみてください。ただ単に英語のレッスンを受けるのではなく、他の部員と一緒になって学ぶ内容を決めたり、講師の先生との打ち合わせもするので、主体性を持って同じ目標のために頑張っている知財関係者とコミュニケーションを取る場としても活用することができます。

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