皆さんは情報発信してますか?最初はブログやツイッターなど1つのチャンネルで発信してもいいのですが、様々なSNSを連動させることで相乗効果が期待できます。今は特に技術的に難しいことをやらなくても複数のメディアで情報発信ができる環境が整っています。今回は、いくつか例をあげてみるので自分に合ったメディアプランを考えてみてください。
野崎さんの場合
今回の記事を書くきっかけになったのが野崎さんのメディアプラン。ツイッターを見ていたら、わかりやすい図解付きで開設してくれていました。
仕事の休憩時間に2021年度からの情報配信メディアプランを検討
— 野崎篤志@e-Patent – 知財情報コンサルティング (@e_patent) March 21, 2021
e-Patent Portalやまぐまぐ、LinkedInが活用できていないのでYouTubeやnoteを中心に連動させていこうと思います pic.twitter.com/1CpKQDZGTB
野崎さんは知財業界では有名な方なので知らない人はいないと思いますが、知財情報コンサルティングをやっている人です。
彼の場合、YouTubeとNoteへ人を集めたいようなので、そこへの導線がはっきりわかるような図になってますね。ツイッターやFacebookは更新や事前告知などの「連絡」役を担っていて、記事ベースのものは自分のサイトe-Patentでの掲載はもちろん、NoteやAmebaなど複数のメディアで発信していますね。それらの記事のまとめはメルマガでも配信しています。
動画のYouTubeとnoteの記事を連動することによって、関連性を見出し、YouTubeを見てくれた人がNoteの記事を見る、または、その逆でのコンテンツ消費を狙っています。
あとは、メインではないものの英語ベースのLinkedInに月1英語で掲載したり、Clubhouseでの配信を始めたりと、既存のメディアでの存在感を保ちつつ、新しいことにも挑戦しています。
一見すると大変そうですが、それぞれのメディアで関連するものを取り扱っているので、各メディアに合った出し方さえ掴めば、1つのテーマで様々な表現ができます。また、各メディアが関連性の高いものを扱っているので、1つのメディアで気に入ったものがあれば、それに関連した別のメディアの情報に行ってもらいやすくなります。
このようなエコシステムを自分で作ることができれば、より自分の発信力を強めることができます。
たまさんの場合
たまさんも複数のメディアを使い分けて情報発信をすることがとても上手な人の一人です。丁寧に自分の情報発信メディアをまとめているページがあったので参考にさせていただきました。
たまさんは「特許の楽校」という研究者向けの知財教育コンテンツの作成・公開・販売をしています。そのため、彼の場合は「特許の楽校」のメインコンテンツがある公式ページに来てもらうことが大切になってきます。
たまさんの場合は、時系列で見てみると面白いので、去年ちょうど情報発信し始めたところから、いままでの流れを(私の知る限りの範囲で)見ていきます。
たまさんが研究者向けの知財教育コンテンツを公開し始めたときは、ブログ記事とYouTubeを連動させて、メインのコンテンツにしていました。両方ともテーマは同じなのですが、ブログではストーリー形式になっていて、YouTube動画(今はVimeo)ではより詳しい解説をしていました。
研究者向けの知財教育コンテンツの初級編をシリーズ化して、ブログとYouTubeで無料公開して、Twitterで拡散することによって、知財業界で注目されるようになり、影響力を高めていきました。
その後は企業研修用の動画販売を始めたことをきっかけに、YouTubeの解説動画をあえて非公開にしつつ、厳選された動画とサンプル動画をアップして、そこから公式サイトに来てもらったり、姉妹YouTubeチャンネルの「プレゼンの楽校」に誘導しています。
ブログ記事がメインだったサイトは、動画販売事業を始めたことをきっかけにブログから進化して立派な公式ホームページになっています。
まとめ
やっぱり影響力が高い人はうまく様々なメディアの特性を活用して存在感を示していますよね。自分に合ったやり方で情報発信していくことが一番大切なのですが、最初に使ったツールだけで本当に自分がやりたいことができているか一度考えてみませんか?
メディアにはそれぞれ長所と短所があるので、それらをよく理解し、複数のメディアをツールとして使うことでシナジー効果が期待されます。
今回紹介した人のように最初からうまくはいかないことがほとんどですが、試行錯誤をして、より自分のスタイルに合ったツールを上手に組み合わせて自分がやりたいことを実現してみませんか?