MetaがAI操作された政治広告に開示を要求

Metaは、政治、選挙、社会問題の広告が、人工知能の使用を含め、デジタル的に作成または変更された場合、広告主に開示することを義務付けるために広告ポリシーを更新すると発表しました。このポリシーは2024年に施行されます。この記事では、MetaがAIを使用して操作された政治および社会問題広告に対する開示要件を導入すると発表した内容について解説します。

Metaの新ポリシーでは、社会問題、選挙、政治広告が、デジタル的に作成または改変された「写実的な画像や動画」(“photorealistic image or video”)または「リアルな音声」(“realistic sounding audio” )を使用していて、以下のいずれかの条件を満たす場合、広告主は開示する必要があります:

  • 実在の人物が、言ってもいないことを言ったりやったりしているように描写されている
  • 実在しない現実的な人物や、起きていない現実的な出来事を描写したり、実際に起きた出来事の映像を改変している
  • 実際に起こったとされる現実的な出来事を描写しているが、その出来事の真実の画像、映像、音声記録ではないもの

ただし、デジタル的に作成または変更されたコンテンツが、「広告で提起された主張、または問題にとって取るに足らないもの、または重要でないもの」(“inconsequential or immaterial to the claim, assertion, or issue raised in the ad”)である場合は、このポリシーにおいて開示は要求されません。具体的には、画像サイズの調整、画像のトリミング、色調補正、画像の鮮明化などが含まれますが、「そのような変更が広告で提起された主張、主張、問題にとって結果的または重要なものでない限り」(“unless such changes are consequential or material to the claim, assertion, or issue raised in the ad”)という条件があります。

Metaはまた、広告主が広告の流れの中で、コンテンツがデジタル的に作成または変更されたものであることを開示した場合、Metaは広告上にもその情報を追加するとしています。

また、グーグルは9月に同様の変更を発表しています。

参考記事:Meta Says AI Use Must be Disclosed in Political and Social Issue Advertising

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