虎の威を借るマーケティング

なるべく多くの人に新しいサービスを知ってもらうために「広告」を考える人は多いですが、以外に親しくしている業界で権威のある人に紹介してもらうだけでも十分なマーケティングができる場合があります。今回は最近起業して企業研修用の動画販売を始めたたまさんのうまいマーケティング例を取り上げます。

Giveの精神から情報発信する

たまさんは、日本一「楽」しく特許を学べる学「校」をコンセプトに、特許に関する知識をブログやYouTubeで分かりやすく発信していて、ツイッターも日々活用しています。非常に有益なコンテンツを日々惜しまなく出し続ける姿勢から、知財業界でも有名な人たちと交流するようになりました。

たまたま私がツイッターを本格的に始めた時期とたまさんがツイッターを始めた時期が重なっていたので、たまさんの地道な、そして献身的な活動はとても印象深く、その魅力に惹かれて多くの人がたまさんをフォローし始め、オンラインで行われている様々な知財のイベントで彼を見るようになりました。

影響力のある人に一筆書いてもらう

そんなたまさんですが、副業として「特許の楽校」を起業し個人事業主としても活躍の幅を広げ、企業研修用の動画販売を始めました。

彼が作るコンテンツはとてもわかり易く、黙っていても売れるのではないかと思っているのですが、彼の賢いところはちゃんとマーケティングも怠っていないというところです。特に、うまいと思ったのが、この協賛のページです。知財業界、特にツイッターで、活発に活動しているトップクラスの知財プロフェッショナルの総勢たる方々にたまさんのコンテンツを紹介してもらっています。

この影響はものすごく、ツイッターで一日で14000インプレッション超えをしたとのこと。

SNSが普及する前は、お金を払って「広告」を出すのが当たり前だったかもしれませんが、今は様々なSNSの発展を通して個人の影響力が上がってきています。それは知財業界でも同じことです。

そして、サービスを提供している本人が話すよりも、影響力がある人が「これはすごい」と言ってもらった方がより説得力がありますよね。

こういうインフルエンサーマーケティングは、様々な業種や企業がおこなっているもので新しくはないのですが、知財業界という比較的ニッチな市場であっても、インフルエンサーマーケティングは機能することがよくわかりました。

知財業界は資格市場のため、マーケティングに強い人は少ないという印象を持っていたのですが、たまさんの活動を見ていると、より多くの人に自分のサービスを知ってもらうにはどうしたらいいのかをよく考えて行動していることがよくわかります。

これからの時代、知財業界でもマーケティング力は必要になってくると思います。たまさんはまさにリアルタイムで賢いマーケティングを実践しているので、ぜひ参考にしてみてください。

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