議会では特許法改正の法案もいくつか提出されており、過去にThe Stronger Patent Actなども提出されています。
今回、新たに提出された法案は、Restoring America’s Leadership in Innovation Actは、 PTAB を廃止することで、 AIA で作られた特許庁における再審査手続きをなくすことを提案しています。また、この法案では、AIA以前の先発明主義(first-to-invent system)に仕組みを戻すことを提案しています。
PTAB に対する批判はありますが、この法案が法律として成立する可能性は少なく、単なる政治的な行為のようです。アメリカでは中間選挙が迫っていて、最高裁判事の指名などの問題があるので、特許法改正に関わる法案が真剣に議論されるのは少なくとも2019年以降になりそうです。
まとめ作成者:野口剛史
元記事著者:Scott A. McKeown. Ropes & Gray LLP (元記事を見る)