[Web3商標出願解説] 大学アスリートのNFTマーケットプレイスとNFTが作り出すファンと選手の新しい関わり方 – Openlocker

今回はOpenlockerという大学アスリートのNFTを販売しているサイトの商標出願の解説とビジネスに関する解説です。

商標の解説では、実際の登録内容を特許庁のサイトからアクセスしながら説明しています。これまでの商標解説動画のまとめ的な感じなので、この前半部分はコンパクトにまとまっています。

今回のサイトはファンとアスリートの繋がりをNFTを通して行うことに重きが置かれていて、特定のNFTを保有することによってお目当ての選手とDiscordなどを通じて直接コミュニケーションが取れたりする特典着きのNFTとして売り出されています。この部分ではNFTの価値についても少し触れているので、ぜひ聞いてみてください。

次に、このような大学のアマチュアアスリート向けのサービスが出てきた法的な背景に触れています。特に、最高裁判決と関連団体のルール変更に伴う大学アスリートによるNIL(name image likeness)を用いたマネタイズが可能になったことや、それによる大学のアマチュアアスリートの動きなどについても紹介しています。

後半では、Openlockerのようなプラットホーム依存型のNFTに関するリスクや無許可でコピペされたNFTに関する著作権や肖像権についての問題など、このような事業では考えておかないといけない点についてもコメントをしています。

今回は、商標を始めとする権利周りの話と、アマチュアアスリートという新しい市場、そしてプラットホーム依存型のNFTマーケットの利点と問題点など幅広い事柄について解説しているので、ぜひ聞いてみてください。一部分に興味がある人はタイムラインを入れてあるので、興味があるセクションにする飛ぶこともできます。

この他Web3知財・法務に関する情報をブログでも配信しているので、参考にしてみてください。

ニュースレター、会員制コミュニティ

最新のアメリカ知財情報が詰まったニュースレターはこちら。

最新の判例からアメリカ知財のトレンドまで現役アメリカ特許弁護士が現地からお届け(無料)

日米を中心とした知財プロフェッショナルのためのオンラインコミュニティーを運営しています。アメリカの知財最新情報やトレンドはもちろん、現地で日々実務に携わる弁護士やパテントエージェントの生の声が聞け、気軽にコミュニケーションが取れる会員制コミュニティです。

会員制知財コミュニティの詳細はこちらから。

お問い合わせはメール(koji.noguchi@openlegalcommunity.com)でもうかがいます。

OLCとは?

OLCは、「アメリカ知財をもっと身近なものにしよう」という思いで作られた日本人のためのアメリカ知財情報提供サイトです。より詳しく>>

追加記事

契約
野口 剛史

特許使用料を決定するかもしれない継続中の控訴案件

特許ライセンスに払うべき対価はいくらか?と言うのは一概には言えません。特にロイヤリティ計算のベースになるものが何か?というのは今まで多くの議論を呼んできました。そこで、最小販売特許実用単位(SSPU)というコンセプトが出来上がってきたのですが、まだ不透明な部分が多く、特許訴訟でもライセンス契約訴訟でも問題になっています。今回は、現在継続中の特許使用料に関する案件を見ながら、SEP特許ライセンスの課題を深堀りしていきます。

Read More »
money
訴訟
野口 剛史

故意侵害による三倍賠償と無効化された特許の関係性

ビデオゲームのコントローラーに関する特許侵害訴訟で、原告Ironburg 社は、被告 Valve社の故意侵害判決を勝ち取りますが、35 U.S.C. § 284基づく三倍賠償が認められませんでした。三倍賠償が認められなかった背景には、無効化された特許クレームとの関係性があります。

Read More »
webinar laptop and coffee
ビジネスアイデア
野口 剛史

情報を小出しにしてウェビナー集客アップ

ウェビナーの告知は申込みサイトにおける概要説明だけで終わるのではなく、SNSなどを使って情報を小出しにし、ウェビナー開催までの期間イベントを盛り上げるていくことで集客につなげるのはどうでしょうか?

Read More »