追記:22日現在、システムが復旧しました。
現地時間2018年8月15日の朝からアメリカ特許庁の特許出願システムの一部データベースに不具合が生じ、オンラインでの出願ができなくなっています。
不具合が生じたデータベースはPatent Application Locating and Monitoring database (PALM) というもので、特許庁における出願状況をトラッキングするツールです。このPALMは出願、サーチ、費用支払などの他のシステムをサポートするもので、そのデータベースに不具合が生じたことから、特許出願に関わるオンライン機能が麻痺しました。
しかし、この不具合は商標出願には影響ないとのことです。
特許庁によると、紙ベースでの出願にかかった追加費用は返金されるとのことです。しかし、このシステム不具合は出願の遅れの言い訳にはなりません。
コメント
このような長期に渡るシステムの不具合は稀ですが、オンライン出願ができない場合でも、紙ベースの出願はいつでもできます。次回このような不具合に見舞われた場合、出願日を無駄に遅らせないため、また、出願期限を守るために、現地の代理人に紙ベースでの出願を即指示してください。
まとめ作成者:野口剛史
元記事著者: Dennis Crouch – Patently O (元記事を見る)