低コストを売りにする商標出願サイトに注意

低コストを強調している商標出願サイトは検索すればたくさん出てきますが、今回のようにすべてがウソで偽物の商標登録証書を発行するところもあるので気をつけましょう。ブランドオーナーとしては、そのような悪質なサイトを避け、なるべく商標を専門に取り扱う専門家に依頼することをおすすめします。

不正な商標登録をおこなっていた業者が摘発される

低コストを謳い文句に不正な商標登録をおこなっていたウェブサイトの運営会社とその関係者が摘発されました。この事件は、パキスタンで最大のマネーロンダリング事件の一つであると言われています。調査の結果、Diagnostics Labsという企業が約200の不正なウェブサイトを運営し、USPTOを名乗った偽の商標登録証明書を発行し、低コストで商標登録を行うことで顧客を誘っていたことが判明しました。この事件に関し、パキスタン連邦捜査局も報告書を発表し、マネーロンダリング事件の詳細を明らかにするとともに、この犯罪に関与した犯人を逮捕しています。

USPTO Trademarksという名前のサイトを運営していた

今回摘発された会社はUSPTO Trademarksという名前で低コストの商標出願用ウェブサイトを運営しており、そのウェブサイトはUSPTOのウェブサイトと似た配色や外観を持っていたとされています。

また、同じ会社が運営していたウェブサイトでは、ロゴデザイン、ウェブサイト作成、商標登録申請などのブランド構築サービスを提供していたことも報告されています。

商売やマーケティングはうまいようなので、不正サイトの運営ではなくちゃんとしたネットビジネスとして運営していればよかったと思うのは私だけでしょうか?

詐欺的な商標出願には注意!

今回の事件では、低額の商標出願料で商標出願人を騙し、偽のUSPTO登録証を送付していました。当然ですが、このような不正ルートで行われた商標出願や偽の登録証はなんの役にも立ちません。それだけでなく、支払った「低コストの出願費用」も戻ってきません。

Googleで「Trademark filing」を検索すると、低コストの出願を謳うウェブサイトが多数表示されますが、ブランドオーナーはそのようなウェブサイトの罠にはまらないよう、十分に注意する必要があります。

また、商標の出願と登録は、出願書類の提出だけで終わる簡単な手続きではなく、審査を伴うもので全体のプロセスも複雑です。そのため、できるだけちゃんとした知識と経験をもった専門家に依頼することをおすすめします。少なくとも、オンラインで業者を探す場合は、悪質なサイトの被害に合わないように、必要最低限のリサーチが必要になってくるでしょう。

参考文献:”Fraudulent Websites offering Low Cost Trademark Filings Revealed!!” by S.S. Rana & Co. SS Rana & Co

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