現在、USPTOにおける商標出願の急増により処理時間が大幅に長くなっていることが、商標担当コミッショナーのデビッド・グッダー氏により発表されました。
2021年6月17日の時点で、新規の商標出願が前年比で約63%(約21万1,000件)増加しています。2020年12月だけでも、USPTOは9万2608件の商標出願を受理しており、前年比172%の増加です。
この出願数の増加により、商標出願の処理時間が大幅に長くなっています。2021年5月現在、USPTOの新規出願の現在の平均処理期間は5.2カ月、出願から登録までの平均期間は現在10.5カ月となっています。その他の待ち時間はこちらから確認できます。
USPTOは、これらの審査期間を短縮するために、システムの強化、審査担当の弁護士やスタッフの増員などの措置を講じています。しかし、USPTOが出願のバックログを解消するまでは、新規出願者は以前よりも長い審査期間を想定する必要があるでしょう。
参考記事:Increase in Trademark Applications Means Delays at the USPTO