商標申請の増加でUSPTOの審査が遅れています

現在、USPTOにおける商標出願の急増により処理時間が大幅に長くなっていることが、商標担当コミッショナーのデビッド・グッダー氏により発表されました。

2021年6月17日の時点で、新規の商標出願が前年比で約63%(約21万1,000件)増加しています。2020年12月だけでも、USPTOは9万2608件の商標出願を受理しており、前年比172%の増加です。

この出願数の増加により、商標出願の処理時間が大幅に長くなっています。2021年5月現在、USPTOの新規出願の現在の平均処理期間は5.2カ月、出願から登録までの平均期間は現在10.5カ月となっています。その他の待ち時間はこちらから確認できます。

USPTOは、これらの審査期間を短縮するために、システムの強化、審査担当の弁護士やスタッフの増員などの措置を講じています。しかし、USPTOが出願のバックログを解消するまでは、新規出願者は以前よりも長い審査期間を想定する必要があるでしょう。

参考記事:Increase in Trademark Applications Means Delays at the USPTO

ニュースレター、公式Lineアカウント、会員制コミュニティ

最新のアメリカ知財情報が詰まったニュースレターはこちら。

最新の判例からアメリカ知財のトレンドまで現役アメリカ特許弁護士が現地からお届け(無料)

公式Lineアカウントでも知財の情報配信を行っています。

Open Legal Community(OLC)公式アカウントはこちらから

日米を中心とした知財プロフェッショナルのためのオンラインコミュニティーを運営しています。アメリカの知財最新情報やトレンドはもちろん、現地で日々実務に携わる弁護士やパテントエージェントの生の声が聞け、気軽にコミュニケーションが取れる会員制コミュニティです。

会員制知財コミュニティの詳細はこちらから。

お問い合わせはメール(koji.noguchi@openlegalcommunity.com)でもうかがいます。

OLCとは?

OLCは、「アメリカ知財をもっと身近なものにしよう」という思いで作られた日本人のためのアメリカ知財情報提供サイトです。より詳しく>>

追加記事

vision
特許出願
野口 剛史

スタートアップのための知財戦略(その1)

スタートアップを起業する場合、特許は大切です。特許は自社のコア技術を守るだけでなく、投資家がスタートアップに投資する際の重要な判断材料にもなります。今回はスタートアップがするべき知財戦略について5ポイントをまとめました。その2では、残りの6ポイントをシェアーします。

Read More »
abandoned-low-declining
再審査
野口 剛史

期限切れが迫る中、CBMの申し立てが減少中

Covered Business Method (“CBM”)特許のレビューは、AIAによる特許法の改正があった2012年から、550件以上の行われています。しかし、その数は去年ごろから減少し始め、2018年6月の特許庁による統計データでは、2018年度では、30件ほどしかCBMに対する申し立てがありませんでした。また、ここ数ヶ月では、数件しかCBMの申し立てがありませんでした。CBMは移行期間限定の手続きで、議会が延長しないかぎり、2020年9月で受付を終了します。

Read More »