アメリカ特許庁の会計年度2019年10月から2020年1月末までの再審査を見てみると、手続きを継続するか否かのInstitution rateが昨年の数字に比べて低下しているのがわかります。会計年度2020年最初の4ヶ月は56%で、昨年の63%に比べると明らかに低下しています。
会計年度2020年最初の4ヶ月までの数字なので、サンプルサイズとしては少ないですが、204ケースがinstituteされ、161ケースがinstitutionされませんでした。この数字は今後も詳しくモニタリングされます。ちなみに、1月のinstitutionは、66 institutions に対して 48 denials でした(institution rateは58%)。
最初の4ヶ月で、396 IPR petitions, 11 PGR petitions, と 5 CBM petitionsの申し出がありました。このペースで行くと、2020年の会計年度内に1188 IPR petitionsの申し出があることが予想されます。これは、2019年の1394件、2018年の1521件を下回る数字です。この数字は、2017年の1812件から34%減ということになります。12月のIPR申し立ては比較的高かったものの(144件)、1月のIPR申し立てはトレンドに沿ったもの(79件)になりました。
公式データへのアクセス:2020年1月まではこちらから。過去の統計データのまとめはこちらから。
まとめ作成者:野口剛史
元記事著者:Matthew W. Johnson. Jones Day(元記事を見る)