OSS使用会社がNPEに訴えられる

Sound View InnovationsというNPEが幅広く使われているjQuery やApache Hadoopといったopen source software(OSS)のユーザーをターゲットに特許の権利行使を行っています。

他の商用ソフトと異なり、ほとんどのOSSライセンス規約では特許侵害に対する補償は行われていません。つまり、OSS使用会社がソフトウェアの公開元に特許補償を求めることができません。

このようなOpen Sourceと特許の関係をよく理解しないままOSSを使う会社も多いので、そのような会社をターゲットにNPEが特許の権利行使をすることはよくあるケースです。

OSSの特許問題について詳しく知りたい方は、この記事を参考に為てみてください。

今回のSound View Innovationsの場合、権利行使された特許の期限が残りわずかなので、ターゲットにされた企業にとっては朗報です。また、Sound View Innovationsの特許は過去にIPRで無効になった経緯があります。そのため、ターゲットにされた企業の対応としては、今回もIPR等で特許を無効にすることが有効な手段かもしれません。

まとめ

OSSの使用には考慮すべき点が多々あります。今回のような特許侵害もその1つで、重要度が高まりつつある考慮点の1つです。

まとめ作成者:野口剛史

元記事著者: James G. Gatto. Sheppard Mullin Richter & Hampton LLP(元記事を見る

OLCの米国知財ニュースレター

最新まとめ記事を
毎週メールボックスにお届け

登録すると、週1回、最新まとめ記事の概要とお知らせを受け取ることができます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

OLCとは?

OLCは、「アメリカ知財をもっと身近なものにしよう」という思いで作られた日本人のためのアメリカ知財情報提供サイトです。より詳しく>>

追加記事

meeting-discussion
特許出願
野口 剛史

主要特許庁が集まりAIツールについて議論

2018年6月半ば、主要特許庁による会議が行われました。会議の目標は、お互いの特許庁における不必要な重複作業をなくしていき、効率化と質の向上を図っていくことです。今回の会議では、AIが特許システムに大きな影響を与える戦略優先課題の1つとして特定されました。AI技術を特許庁における手続きに適用することで、作業の効率化と質の向上、コストカットが期待されています。

Read More »
statistics-stack-of-documents
企業機密
野口 剛史

アメリカ政府が中国と台湾の会社を企業機密搾取で起訴

アメリカ政府による中国をターゲットにした企業スパイ取り締まりが強化されています。アメリカ法務省は中国と台湾にある会社2社と3名を企業機密搾取、共謀、企業スパイなどの罪で起訴しました。これは最近大きな動きがあるアメリカ政府による中国の産業スパイに対する取り締まりの一環で行われたものと見られています。

Read More »