アメリカ現地時間10月6日土曜日に、最高裁はKavanaugh最高裁判事は必要な手続きを済ませ、速やかに最高裁の職務に就くことを発表しました。
アメリカ最高裁判事は職務期間がないので、どのような人物が最高裁判事になるかによって、今後の最高裁における判決に長期的な影響をおよぼします。最近では特許や知財に関わる案件も多く最高裁で審議されているので、Kavanaugh最高裁判事が今後どのように最高裁案件を扱っていくかは注目です。
議会での承認はスキャンダルで難航しましたが、50対48で承認され、Kavanaugh氏は、2018年10月6日に通算で102人目の最高裁判事になりました。
Kavanaugh最高裁判事は、最高裁判事の職務を退職したKennedy元最高裁判事の後任です。また、過去にKavanaugh氏はKennedy判事の補佐をしていたことから、職務に就く前に必要な憲法と連邦法に関する宣誓証言手続きは、Kennedy元最高裁判事が務めました。
Kavanaugh最高裁判事が最高裁に初めて姿を現すのは、10月9日の予定です。その日から他の最高裁判事と一緒に業務を開始します。
Kavanaugh最高裁判事が誕生したことにより、最高裁判事の人数が奇数の9人になりました。また、Kennedy元最高裁判事はswing voterと呼ばれて最高裁判事の中でも重要な人物だったので、今後Kavanaugh最高裁判事がKennedy元最高裁判事のようにswing voterになるのか注目です。
また、Kavanaugh最高裁判事は、他の8人の最高裁判事よりも若く、デジタル時代に育った人物なので、最高裁の判決内容も今後は徐々に変化するかもしれません。
Kavanaugh最高裁判事の誕生で今後米国最高裁はどのような判決を下すと思いますか?
まとめ作成者:野口剛史
元記事著者: Lyle Denniston(元記事を見る)