今年10月末に発表された、Facebookのブランド名が「Meta」に変更されるというニュースは、これまでにない数の新しい「Meta」関連のドメイン名が登録されています。今回紹介する記事によるとすでに48,000以上の新しい「Meta」関連のドメイン名が確認されたとのことです。
注目すべきが、これらの新規登録ドメインの多くが、meta-[会社名].comやmeta[商標].comなどのように、企業や組織の名前、または有名な商標を含んでいることです。これらのドメインは、フィッシングや誤報に利用される可能性があり、サイバーセキュリティ上の問題があるほか、ブランド力の低下を招く恐れがあります。
そのため、今後のリスクを軽減するために、企業はmeta-[自社会社名].comやmeta[自社主要商標].comのような構文のドメインを事前に登録し、サイバースクワッターにそのようなドメインが渡らないようにすることをお勧めします。
今回のドメイン名登録の急増は、ブランド保護とサイバーセキュリティの取り組みが相互に補完しあっていることを浮き彫りにしており、企業は貴重な商標権を保護し、不正なドメイン登録を一斉に優先させることで、サイバーセキュリティの態勢を強化する機会だと思います。