2019年9月のIPRとCBM の統計データ

9月PTABは33件のIPRとCBMのFinal Written Decisions(最終判決)を下しました。この数字には、CAFCからの差し戻しも含みます。争われたクレームの内311 クレーム(73%)を取り消し、111 クレーム(26.06%)の取り消しを却下。特許権者が補正やdisclaimerを行い4 クレーム(0.94%)が生き残りました。いままでの争われたクレームの累計取り消し確立は約74%です。

案件別に見てみると、IPRやCBMが始まらなかった(non-institution)または、代替クレームが生き残ったケースは21件(63.64%)、すべての争われたクレームが生き残ったケースは4件(12.12%) で、その他の結果が8件(24.24%)でした。その他の結果は、少なくとも1つのクレームが生き残り、少なくとも1つのクレームがキャンセルされたものを指します。

元記事のグラフを見ると、技術分野では、バイオ系が群を抜いてクレームを無効にするのが難しい(50%近く)という結果になっています。また、デザイン特許も37%と高いです。その他は、15%から30%の間に収まっています。

コメント:

最近の傾向では取り消しが高くなる一方、IPRやCBMが始まらなかった(non-institution)ケースも高くなっています。つまり、IPRやCBMで特許を潰すには事前準備をしっかりおこない、institutionされれば、クレームが無効になる確率が高くなります。

このような統計データを元に、Institutionの判決が下った時点で、自社にいい条件で早期の和解提案する戦略も考えられます。この統計のトレンドは、アメリカの特許訴訟や特許無効手続きにおいて、いかに初期段階での対策が重要かを物語っています。

9月の統計データや分野別のグラフ等は元記事に表示されているので、それを参照してください。また、Finnegan のブログAIA Blogに行き、PTAB Statsというカテゴリーを選択すると過去の統計データも見れるようになっています。

まとめ作成者:野口剛史

元記事著者:Daniel A. Nadel, Michael R. Galgano, Zachery D. Olah, Aaron L. Parker and Elliot C. Cook- Finnegan, Henderson, Farabow, Garrett & Dunner LLP (元記事を見る

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野口 剛史

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