4月 PTAB は41件の IPR と CBM のFinal Written Decisions(最終判決)を下しました。この41件には、 CAFC からの差し戻しも含みます。争われたクレームの内323クレーム(62.36%)を取り消し、195クレーム(37.64%)の取り消しを却下。特許権者が補正やdisclaimerを行うことはありませんでした。いままでの争われたクレームの累計取り消し確率は、約75%です。
案件別に見てみると、 IPR や CBM が始まらなかった(no instituted)または、代替クレームが生き残ったケースは、21件(51.22%)、すべての争われたクレームが生き残ったケースは、15件(25.93%) で、その他の結果が5件(12.20%)でした。その他の結果は、少なくとも1つのクレームが生き残り、少なくとも1つのクレームがキャンセルされたものを指します。
元記事のグラフを見ると、技術分野では、バイオ系が群を抜いてクレームを無効にするのが難しい(約50%)という結果になっています。他は、15%から30%の間に収まっています。
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4月の統計データや分野別のグラフ等は元記事に表示されているので、それを参照してください。また、Finnegan のブログAIA Blogに行き、PTAB Statsというカテゴリーを選択すると過去の統計データも見れるようになっています。
まとめ作成者:野口剛史
元記事著者:Daniel F. Klodowski, David C. Seastrunk, Michael R. Galgano, Aaron L. Parker and Elliot C. Cook- Finnegan, Henderson, Farabow, Garrett & Dunner LLP (元記事を見る)