AppleとQualcommの間で戦われていた特許ロイヤルティー問題は和解という形で終わりました。この和解によりAppleはQualcommに和解金を支払い、新たに6年間の特許ライセンス契約と複数年のワイヤレスチップ供給契約を結びました。
どのような経緯で和解に至ったか詳細は不明ですが、連邦裁判所での交換が今週始まっていました。このまま訴訟が続いていれば、Appleは現在売られている自社スマートフォンの販売中止のリスクがありました。
また、技術的な課題もこの和解を促したかもしれません。Appleは現在Qualcommに変わってIntel製のモデムを使っていますが、Intelの5G対応が後れていて5Gが一般化するタイミングでiPhoneやiPadに5G機能を搭載できないリスクがありました。しかし、この和解に伴うQualcommとのワイヤレスチップ供給契約でそのようなリスクが回避できそうです。
まとめ作成者:野口剛史
情報元:engadget(元記事を見る)