6月PTABは44件のIPRとCBMのFinal Written Decisions(最終判決)を下しました。この数字には、CAFCからの差し戻しも含みます。争われたクレームの内425 クレーム(66.51%)を取り消し、213 クレーム(33.33%)の取り消しを却下。特許権者が補正やdisclaimerを行い1クレーム(0.16%)が生き残りました。いままでの争われたクレームの累計取り消し確立は、約75%です。
案件別に見てみると、IRPやCBMが始まらなかった(no instituted)または、代替クレームが生き残ったケースは、22件(50%)、すべての争われたクレームが生き残ったケースは、7件(15.91%) で、その他の結果が15 件(34.09%)でした。その他の結果は、少なくとも1つのクレームが生き残り、少なくとも1つのクレームがキャンセルされたものを指します。
元記事のグラフを見ると、技術分野では、バイオ系が群を抜いてクレームを無効にするのが難しい(50%近く)という結果になっています。また、デザイン特許も37%と高いです。その他は、15%から30%の間に収まっています。
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6月の統計データや分野別のグラフ等は元記事に表示されているので、それを参照してください。また、Finnegan のブログAIA Blogに行き、PTAB Statsというカテゴリーを選択すると過去の統計データも見れるようになっています。
まとめ作成者:野口剛史
元記事著者: Daniel F. Klodowski, David C. Seastrunk, Michael R. Galgano, Aaron L. Parker and Elliot C. Cook- Finnegan, Henderson, Farabow, Garrett & Dunner LLP (元記事を見る)