今回はPinterestの特許審査履歴を解説しました。
2023年4月4日に発行されたPinterestの特許(Patent #11,620,331)です。
案件自体は親出願の審査が終わった時点で行った継続出願ですが、出願時に出願費用を払っていなかったり、Preliminary amendmentでクレームすべてを差し替えたりと珍しいケースでした。継続出願によくあるDouble Patentの解消にeTerminal Disclaimerを使うのはよくある対応なのですが、許可通知後に提出したIDSを考慮してもらうためにRCEを行っていました。いままでもIDSを許可通知後に提出した事例を取り上げていましたが、特にRCEをするようなものはなかったので、この違いについてもできる範囲で考察してみました。
出願履歴全体を見ると実質1回のOA対応で権利化されているので、継続出願としては良い対応ができていると思いますが、上記のようなところどころの細かな対応が少し以外だったので、その部分を中心に考察をしてみました。
詳しくは、この解説を見てください。
過去の特許審査履歴解説一覧はここからアクセスできます。データベースになってるので、拒絶理由や審査経緯などでフィルターでき、自分が知りたい特許審査が簡単に探せます。