今回はEricssonの特許審査履歴を解説しました。
2022年9月13日に発行されたEricsson特許の出願履歴から考察しました。
すでに親出願が特許になっている継続出願だったのでDouble patent の拒絶があり、それをTerminal disclaimerで解消して特許になったケースです。このような対応はよくあるのですが、Terminal disclaimer付きの特許にどれだけ価値があるのかを考えさせられる案件でもありました。この点については問題提議しているので、よかったら見てください。
また、IDS提出がものすごいことになってました。包袋の情報はほぼ全てIDSと文献のエントリーで埋まってる状態。しかし、大量の文献が提出されているにもかかわらず(もしかしたらそれが原因で?)、審査官は文献ベースの102・103条における拒絶はまったくおこなっていませんでした。
詳しくは、この解説を見てください。