今回はSamsung社の特許審査履歴を解説しました。
2022年7月19日に発行されたAmazonの特許の出願履歴から考察しました。継続出願で関連する特許とのDouble patentingの問題が指摘され、さらに出願人の主張と審査官の見解が平行線をたどり、RCEを含む4回のクレーム補正と2回のインタビューを経てやっと権利化できた案件です。インタビューを2回やっても平行線という状況だったので、審判請求があってもおかしくはないと思いましたが、他の継続出願がすでに権利化されていたので、あえてRCEを選んたのかもしれません。
また、私の心象としては、特許として許可されたクレームと先行技術文献の差はそれほどないと思っているので、今回は時間と労力はかかったものの、出願人の粘り勝ちという印象を受けました。
詳しくは、この解説を見てください。